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授業百景

# 第三景 授業の準備が楽しすぎる!凝り性でどうにかしないと笑。vol.1

2020.03.10

第3回は殿塚隆史先生の特集です!

殿塚先生の授業について学生からは、以下のような部分が授業の魅力として挙げられていました。

【生化学Ⅱ】
〇ただスライドで授業をするわけではないパワーポイントの使い方。
〇中間テスト・期末テストが有り、得点開示してくれるので間違った箇所の解説も納得ができる。
理解しづらい反応の部分はパワーポイントで映像を見せる事で、理解を促していた。

そんな殿塚先生の授業づくりの肝を聴いてきました!


(コーノ以下―)本日はどうぞよろしくお願いします。(記録のために録音ボタンを押す) (殿塚先生以下スペース)え、録音すんの?録音するのなんかこわいな笑。
―いやいやいや、怖くないです、大丈夫です笑。

殿塚隆史(とのづか・たかし)先生
応用生物科学科

―では早速ですが、授業づくりについて伺っていきたいと思います。 これ、作ってきました(★)。私は凝り性なもので笑。一通り授業で気を付けているポイントをまとめた紙です。
―えええ!とってもありがたいです。 もともと、人に教えるってことは好きだから。じゃあレジュメに沿って説明していきますね。

 最初に、やっぱり重要なのは話し方っていうか、楽しそうに話すっていうのが、結局これが一番大事です。まず、どうしろって言われて最初はこうです。
 これは他の先生に言われたのですが「殿塚先生、やー分かった、俺は授業で楽しそうに話せばいいんだ」とか言っていて笑。それで、たとえ同じことを言っていても、楽しそうに話しているかどうかって重要だな、と思います。

 あとは、やっぱり大きな声で抑揚つけて話した方がいいですね。僕は大きな声の持ち主なので、それほど難しさというのはないですけど。ただ、鼻炎持ってる方とか、鼻づまりで大きな声出せって言われてもなかなか難しい。花粉症とか、そういうのは簡単に治らないから。でも意識はしたほうがいいんでしょうね。
 まあ私も学生から「先生、早口です」とかって言われて、意識してみてもなかなか治らないけど笑。
 そういう話し方の改善は意識した方がいいけど、でも少なくとも楽しそうに話すというのは意識するといいかなと。
―確かに、楽しそうに授業をしている先生の授業は楽しいです笑。

私語は注意してください、って学生に怒られた

 それから次、私語は注意する。ちょうど助教授になって初めて受け持った講義の授業でのことなんですけど。その初回の授業中に話している学生がいて、放置していたんだけど授業の後で、まじめに聞いてた学生が来て怒って「なんで注意してくれないんだ。私はあなたの話していることを聴きたいんだから。」って言われて。それで確かにそうだなと思いました。それからは注意するようにしてます。
 やはりプロ意識を持った方がいいというのはありますね。たぶん、その学生さんにずいぶん教わったと思う。だってお金払ってるんだから向こうは、で僕はお金もらってやってるから、出席を取るからには、やっぱりこう出席しただけ価値があるものを提供しているってそういうことにしないと。そういった授業をするっていうことにプロ意識みたいなのも重要なのかなと思いますね。

学部1、2年で50~60人の講義なら、黒板にこだわる

 次は講義なんですけど、僕は学部1、2年で5、60人とかの講義は黒板でやっているんですよ。黒板にこだわっていて、それはどうしてかっていうと、早口なので、パワーポイントを作ってもすぐ終わっちゃうんですね笑。で、聞いている方もわけわかんないし、自分もちょっとパワーポイントを使うの下手なんですよ笑。
―そうなんですか笑。  これは大学院のレベルから学部のレベルまで色々あると思うんですけど、学部1年あたりはまあ、黒板の方がいいんじゃないかというのは僕の持論であります。やっぱり黒板って写すじゃないですか。

 これね、僕が学生の時のノート(写真➀)です。みんな板書でやっているんですよ。当時はパワーポイントなんてないので黒板でやるしかない。学部1、2年の時の藤本大三郎先生の授業のノートと、青テン*で印刷された資料です。昔は資料とノートしかないでしょ。だけど、意外と書き写してると寝なくていい。
 パッと見るとこんなのやったな、とか今でも覚えてるし、昔の人はみんなこうですよ。意外とこういう授業が後から見返した時によかったりするんですよ。もちろん、パワーポイントは使うんだけど、あくまで補助として。
 僕の場合だと学生から、「書いているだけで頭を通り過ぎてしまって理解できない」って言われるますが、それは「復習してくればいい」とは言ってます。
―やっぱりそうですよね笑。

黒板は縦に3分割

 あと、黒板の書き方もキレイに書く。なるべく板書が取り易いように、左端から黒板を3つに区切って書いていきます。(図解)
―黒板に時差が出ていいですね。 どうしてもね、学部1、2年でパワーポイントやると寝るから。なんかちょっとわけわかんないって、その時は思っても写しておいて、後で復習した時に理解できればいいんです。

(図解)黒板は3分割して左から右へ書きこんでいく。

殿塚先生の「授業百景」vol.1はここまで!
続いてのvol.2では、より深いお話をじっくり聴かせていただきました。

殿塚先生の「授業百景」vol.2はこちら

*青テン機…ジアゾ式複写機、俗に青テン。昔使われていた印刷機。

※ 授業の形式等はインタビュー当時やアンケートの回答時と変わっている場合があります。何卒ご了承ください。