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授業百景

# 第十六景 見える・聞こえるを第一に。

2020.07.08

第16回は久保若奈先生の特集です!

久保先生の授業について、学生からは以下のような部分が授業の魅力として挙げられていました。

【電子デバイス】
〇プリントだけでなく、動画を使って電子や正孔の動きを分かりやすく生徒に見せていた
〇一人一人の理解度を小テスト・演習問題で見ていて、先生の方から働きかけて疑問点など聞いてくれた。
〇全員の理解度が浅い所を繰り返し解説してくれた。

そんな久保先生の授業づくりの肝を聴いてきました!


(コーノ以下―)本日はどうぞよろしくお願いいたします。(久保若奈先生以下スペース)はい、よろしくお願いします。

久保若奈(くぼ・わかな)先生
知能情報システム工学科

見える・聞こえる、が最も基本

―早速ですが、授業づくりについて伺っていきたいと思います。授業をする際に、最も心がけていることなどありますでしょうか? そうですね…授業では見える聞こえる、これが守られないと、授業は成り立ちません。心がけていることを正直言うと、見える聞こえるを徹底する。それだけです。結局、見える・聞こえるというのは、授業の受け手の最低限の要求を満たすということです。
―先ほど言った、見える・聞こえるという要求を満たす以外に、コツはありますか? 正直ないと思っています。

―そうなんですね。もしかしたら、久保先生にとって当然のことでも、他の人にとっては意外と難しい場合もあると思うので、なにか見える・聞こえるようにというので、気を付けていることがありましたら教えていただけますか。 テクニカルには、マイクをつけるのが効果的だと思います。私の授業の受講生数も55人前後で、着席する座席列も13~15列ぐらいになります。最後列の受講生にも十分聞こえるようにするためにはマイクを使うのが簡単です。

 あいにく私の教室にはマイクがないので、かなり大きい声で話していまして、途中結構息切れすることもあります。そのため、受講生が着席する席はある程度指定しています。私は授業中、頻繁に机間指導をするので、受講生には必ず前の方からある程度詰めて座ってもらうことに決めています。詰めて座るというのは、3人掛けだったら2人ずつ座るとか、2人がけだったら1人ずつ前から順に詰めて座ってもらうことです。机間指導をしやすいようにしてます。
―机間指導というのはどのような感じですか? 机間指導というのは、「じゃあこの問題を解いてみましょう」と言った時に、私が机と机の間を歩いて、受講生がどのくらい問題を解けるか、板書に追い付いているか、などを確認することです。
 これは、小中学校の教育指導でも実施されている基本的な指導方法ですが、机間指導をすると、一番後ろの受講生に、「聞こえる?」「見える?」と直接聞くことができます。 そうすると、受講生の顔を覚えることができて、受講生の授業に対する理解度も確認できますし、机間指導は重要だと思っています。
―それは大事ですね!

目に見えない電子の動き

―授業全体の15回を組み立てるときに意識されていることなどありますか? 初回に、科目の目的とどのような流れで授業が進むのか、について説明します。電子デバイスに関しては、みんなが使っているスマホやパソコンの中に利用されている半導体について学ぶことを説明します。そのため、パソコンの中央処理装置であるCPUチップがどのように作られているか、を紹介した動画があるので、それを見せる事から始めています。
―ちなみに動画の時間はどれくらいですか? 10分ぐらいの動画です。教育向けの動画素材はたくさんありますので、そのような動画は積極的に活用しています。動画を活用するのは、電子の動きをイメージするのにとても有効的な手段だと思います。
―他に担当されている科目はありますか? 今はこの電子デバイスおよび演習の2、3限だけです。
―授業の流れや時間配分などに工夫はありますか? 電子デバイスおよび演習は2、3限連続で、時間配分は工夫するようにしています。やはり2限連続の授業は教員も大変ですが、学生にとっても大変です。できるだけ、2限と3限が単調にならないよう工夫をしています。2限は比較的受講生の頭もさえているので、多く板書を入れます。3限は昼食後で眠気も出るので、できるだけプリント問題を解くことから始めています。
―配布するプリント、小テストはどのような感じですか? 重要語句の穴埋めや演習問題です。それからデバイスの電子や正孔の動きを書かせてデバイスの駆動原理を理解できるようにしています。


久保先生の「授業百景」はここまで!
続いては、久保先生の今に至るまでの経緯について詳しく教えていただきました。
久保先生の「先生ヒストリー」はこちら

※ 授業の形式等はインタビュー当時やアンケートの回答時と変わっている場合があります。何卒ご了承ください。